鉄人の大学入試英語攻略講座No13 <関係代名詞のthat は、どんな場合に使うのか?>

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文法の授業の中で、「関係代名詞」を扱いました。関係代名詞は、名詞を仲介して、二つの文章をつなげる機能を持つ代名詞です。例えば、This is a boy.「こちらは少年です」と He has a good camera.「彼はカメラを持っています」をつなげるには a boy と He が同じ人ですから、次のようにすると一文になります。

This is [a boy]. [He] has a good camera.  ( He を関係代名詞 who に変える )
This is [a boy] who has a good camera.
「こちらは、カメラを持っている少年です」

a boy を説明する部分が who has a camera「カメラを持っている」で、who 以下で説明される a boy を先行詞と呼びます。先行詞が、次のように「物/事」の場合には、 whichという関係代名詞が使われます。例えば
This is [a car]. [It] runs fast..  It を関係代名詞 which に変える
This is [a car] which runs fast.
「これは、速く走る車です」

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上記のように、先行詞が「人」であるか「物/事」であるかによって、使い分けが必要な関係代名詞ですが、先行詞に関わらず使う事の出来る that という関係代名詞もあります。そこで、以下のような質問が出ました。

I くん:「that は、どんな関係代名詞にも代わるんですよね。だったら、関係代名詞は that さえ覚えておけば、問題ないのじゃないですか?」
私:「いや、そうとは限らないよ。『that 以外の関係代名詞を使いなさい』という指示が、あるかもしれないからね。」

Iくん:「でも、どうして関係代名詞は who と which だけで良いのに、 that まで覚えなければならないんですか。」
私:「that は特別な先行詞を受ける場合には、必ず用いる必要もあるんだよ。」

Iくん:「例えば、どんな場合ですか?」
私:「あれ?序数の the first『最初の』/second『二番目の』/third『三番目の』 が前についたり、only『唯一の』や最上級の形容詞がついた名詞が先行詞を受ける関係代名詞は、必ず that になることを中学生の時に習わなかったかな?」

Iくん:「習ったような気がします。でも、どうしてそんな場合には、 that を使う必要があるんでしょう?」
私:「実は、関係代名詞は、先行詞を受ける役割があるんだけど、強調された名詞を説明する場合には、『それは実は~だが』と注意を引く必要があるんだ。」

Iくん:「thatは、 who/whichよりも強い形ということですか?」
私:「その通り。だから、注意を喚起する that をいつでも使うのは、変なんだよ。普通は、 who/which を使って、特別な場合だけ that の助けを借りるほうが、一般的なんだ。で、質問だけど、I know a boy and a dog.『私は少年と犬を知っている。』と They are friends.『彼らは友人だ。』を関係代名詞を使って、結びつけるとどうなるだろう?」

Iくん:「they『彼ら』と同じものが a boy and a dog『少年と犬』だから、あれ、人を表す who かな、物を表す which かな?」
私:「困った時には、どの関係代名詞の助けを借りるんだったっけ?」

Iくん:「ああ、That ですか?」
私:「そうなんだ。特別な場合だけ、 that を使おうね。」

高校の英語は覚えるべきことが多く、塾生たちは、出来るだけ単純に問題をこなせる万能薬を求めるきらいがあります。しかし、物事は「いそがばまわれ」という諺にもあるように、「試行錯誤」して得られた知識こそが、記憶に定着するのです。「楽な方に逃げよう」とする塾生には、特に、「試行錯誤」を繰り返してもらうために各文法項目の「必要性」を授業中に納得してもらうことがよくあります。

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