鉄人の大学入試英語攻略法NO39「読解力」はどうすれば上がるのか?N02

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鉄人です。今日は鉄人の大学入試英語攻略法は「読解力」はどうすれば上がるのか?です。

文法力がある程度ついて来た学生達の質問に「読解力はどうすれば上がるのか?」が、あります。

「読解力」についてよく分かっていない学生達ほど、「英語は『単語』さえ分かれば読める」という短絡思考に陥りがちです。

しかし、高校1、2年の間も学校の単語集やリーダーの教科書で「単語」は覚えて来たはずなのに、受験生になると、「単語力が全くない」と嘆くのも毎年のことです。「単語くらい、高校生なんだから、自分で覚えられるのではないか?」と考えられる父兄の方々も多いと思うのですが、それは大きな間違いです。

過去、志学ゼミでは、高校1、2年の間、単語力の増強は高校のシラバスと自主性に任せて来ましたが、全く効果のないことが分かって来ました。

はっきり言って、今の高校生は「単語さえ」自分達だけでは覚えられないのが現状です。学生達の言い訳としては、「発音が分からない」(まず、発音記号が読めない)、「意味が多すぎて、どれを覚えてよいのか分からない」(類推力がないため、中心的な意味を自分だけでは特定出来ない)、「単語集や辞書をひいても、訳の日本語が分からない」(国語力低下のせいです)、「覚え方が分からない」(出来ない学生達ほど、単語集を眺めているだけです)等々です。

という訳で、数年前から受験生になると「単語の授業」を設け、発音、意味、語源、背景知識、使い方から覚え方に至るまでを解説し始めました。

とはいえ、「単語だけ」を覚えても読解力の向上にはつながらないのも事実です。単語は、文章中で使われて初めて意味を持ちますので、まずは「文章有りき」なのです。そこで、志学ゼミでは受験生には英文対訳式になっているZ会の速読英単語を持たせ、授業では英語の文章を訳しながら解説する方式で説明しています。

しかし、高校1、2年生の中にも自分の「読解力」に不安を持ち、「向上法」を求めて来る学生もいます。Dさんは、中高一貫校に通っているため、高校受験はありませんでした。最近、塾のクラスメートとの読解力の差に気づき、読解力向上のために、私の薦めた「英文標準問題精講」(英標)を少しずつ自主的に進めています。

Dさん:先生、英標は、難しいですね。各文章は短いのに、全く意味の分からない部分が多々ありました。
私:それが、「英標」の醍醐味だよ。でも、「ひたすら英文法」を1通り終えたDさんなら、文法力を駆使して、ある程度は訳せるはずだ。

Dさん:確かに、大体の意味は分かるのですが、和訳が難しくて。例えば、ここに出て来る energy って何なんですか?辞書をひいたら「エネルギー」のことだとは分かったんですが、変なんですよね。
私:ここの文脈では、「変だ」と言いたいんだね。

Dさん:そうです。「英国は、主なエネルギーの一つ」では、わけが分かりません。
私:確かに、それでは意味が通じないね。energy がここで持つ意味についてもっと考える必要があるわけだ。

Dさん:ウーン、「エネルギーのある国」では変ですよね。石油が出るアラビアじゃないし。でも、energy は「エネルギー」なんですよね。
私:うん、ここの文脈で「エネルギー」が何を意味するのかを考えてみる必要があるね。

Dさん:「エネルギー」ですよね、力、勢力、動力、活力…
私:ストップ。「活力」で訳してごらん。

Dさん:「英国は、主な活力…、活力に満ち溢れた国」ですか?
私:その通り。そう訳せば、後の「英国人は、様々な分野での指導者か有益な貢献者…」というくだりにつながるわけだ。

「読解力」は単語を単に覚えれば伸びるものではありません。その単語の知識を使って、文章中での適訳を自力で特定出来る能力も必要です。

ですから、「文法」が一通り終わった高2生には、9月から「長文読解」を導入し、単語も少しづづ覚えてもらっています。受験生になって、速読英単語を手にした時、ある程度の単語は知っていて欲しいからです。

1年生は定期テスト対策の一環として、教科書の穴埋め問題で単語を覚えてもらっていますが、授業中、気がついた「重要語句」は白版に書いて、注意を促しています。「自分達だけでは、単語が覚えられない」学生が増えている現状が続く限り、授業の中に「単語の授業」を加える必要をひしひしと感じている今日この頃です。


鉄人

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