ちょっといい話87<生きている。ありがとう>

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講習のたびにOBが訪ねてくれます。ありがたいことです。今回は大学院を卒業するSくんが訪ねてくれました。みんなどうしてこんなに律義なんだろう。私はそれほどのことを君達にしたとは思えないのに、ありがとう。

Sくんとは小学生の時からの付き合いになります。今回、大学院の修士課程を修了し挨拶に来てくれました。

実はSくん。生まれつき心臓が悪いのです。そんなに長くは生きられないと言われ、18歳の時に病院へ検査入院で行くと「ああ、生きていたんだ。よかった」と言われたそうです。本人はそれほどとは思っていなかったらしくショックが大きかったようでした。

その時に「人間は必要とされるまで生き続けるんだ」という話を彼にしました。そこでやりたいことを再度考えなおし、ひとのこころに関心を持った彼は理系の大学に進むものの、合わずにほかの大学に入り直しました。そこで心理学を専攻し、生き生きと学ぶ姿によかったなあと思ったものでした。

そうして大学院を卒業する時が来たのです。実は彼は再度入院をしなければないのです。まあ、医療技術が進歩していますから部品が新しくなったのでしょうね。ほんの1ヶ月くらいですが入院してきます。と前向きな姿が私には嬉しく思えたのでした。

体のことがあるので就職のことは聞きにくい質問でした。しかしそれもSくんのほうから話し始めたのです。就職活動をして思ったのですが需要はあるんです。社内のカウンセリングの必要性を説いていったのですが反応は良かったですね。

それで体のことは話したのと聞くと、「もちろんです」と言うではありませんか。私はそれで駄目になるところはなかったのか心配になりました。

彼は就職活動のなかでもすべて話したそうです。それで採用されないのなら縁がないんだあと思ったそうです。テレビ局をはじめ何社からも退院したらおいでよと言われたそうです。

就職活動もどうやら彼にとって大変プラスだったようです。洗いざらいさらけ出し、そして自分の考え、必要性をストレートに述べた彼は自信に満ちていました。以前とは比べようもありません。

そうして私は再度彼に言いました。もう一度「僕らもみんなできなかった」を書いてごらん。彼は「はい」と即答をしてくれました。以前とは何かが違う。その本質をしっかり見直すことを提案しました。

そこには体のことを苦にしていた以前のSくんの姿はありませんでした。自分をさらけ出すことで自分を受け入れてくれるところを見極める。そしてその中で何ができるかを評価してくれたところに進むという明確な姿勢が表れていました。

若者のすがすがしさを久々に感じた日でした。

塾長

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