鉄人の大学入試英語攻略法59<A+名詞+of とthe+名詞+of はどう違うか?>

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鉄人です。本日はA+名詞+of とthe+名詞+of はどう違うか?です。

高校2年生は、夏から英頻(青)を通して私大初級レベルの英文法を学習して来ました。ただ、1年生の時もそうでしたが、英文法を項目別の(例えば、「関係代名詞」の課では「関係代名詞」のみを扱う)輪切りの知識を蓄積して来た感がいなめません。

というのは、総合問題の1問として英文法が問われた場合、どの項目なのかがはっきりしないため戸惑う場合が多いのです。そこで、12月から英頻(赤)を利用して、出題項目が無秩序の文法問題に取り組み始めました。様々な項目に渡った出題ですので、「この問題は『分詞』だったっけ、『動名詞』だったっけ?」などと、蓄積してきた知識の整理をしてもらいたいのです。また、項目間にまたがる知識も新しく学んでもらう事になります。

さて、英頻(赤)の文法総合問題の最初は、in, at, on, to のような前置詞と名詞及び a, an, the のような冠詞の連結を問う問題でした。英語では、A+名詞+of とthe+名詞+of は区別され、和訳の仕方が違います。例えば、以下の (a), (b) は異なります。

(a) a devil of lady 「悪魔のような女性」
(b) the devil of lady 「女性に潜む悪魔」

(a) では a devil of が「悪魔のような」というひとかたまりの形容詞のように、名詞 lady を修飾しているのに対し、(b) では of lady「女性に潜む」が名詞 devil「悪魔」を後ろから修飾しています。この違いについて以下のようなやりとりがありました。

M君:a number of people は、「人々の数」という意味ではないのですか?
私:いや、「たくさんの人々」という意味だよ。

M君:え、でも The number of people is large. は、「人々の数は多い」ですよね。
私:そうだよ。でも、君は今、the number of people って言ったよね。

M君:ということは、a number of と the number of は意味が違うんですか?
私:その通り。number の前に a が来るか、the が来るかで意味が変わるんだ。

S君:でも、number は「数」意味ですよね。どうして意味が変わるんですか?
私:the は特定のものにつく冠詞で「その」くらいの意味だ。だから、the number は「その数」という意味になる。それに of people がつくと「人々の(その特定の)数」という意味になる。

M君:それは分ります。
私:それに対し、a は不特定な名詞につく冠詞で、「ある」くらいの意味だから、a numberは「不特定の数」という意味になる。ところで、英語では、「不特定なものは、修飾されず、別の名詞を修飾する」という原則があるんだ。そのため、a number of は「ある不特定な数の 何人かの」という形容詞的な意味になる。

M君:なるほど。だから、the number of people は「人々の数」、a number of people は「何人かの人々」という意味になるんですね。

私:そうなんだ。例えば、S君、a cup of tea の意味は何だい?
S君:一杯のコーヒーですよね。
私:その場合、coffee が中心で、a cup of は「一杯の」という修飾要素であることに注意しよう。

じゃあ、M君、the cup of coffee の意味は何だろう?
M君:the cup が「そのカップ」の意味で、of coffee がつくんですよね、「そのコーヒーカップ」ですか?
私:その通り。
S, M君:へー、そうだったんだ。

英文法を文法参考書で1通り学習した後は、必ず総合問題で理解を試してみる必要があります。上の二人もそうですが、a, the のような「冠詞」、of のような「前置詞」、液体状の数えられないものを「うつわ(ここでは cup)」を使って a cup of coffee「一杯のコーヒー」のように数える方法などを知識として持っていても、問題をこなして行く内に必ず、疑問が出てくるからです。

疑問は出てきたその瞬間に解決しないと、「あいまい」な知識の暗記につながりかねません。高校2年生は、受験生になるまでにこの英文法上の疑問を出来るだけ解決させ、応用可能な「使える英文法」にしていくことが「ひたすら英文法」の著者である鉄人の責務だと考えています。

鉄人

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