鉄人の大学入試攻略英語No63<英語の「ア」は5種類ある>

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鉄人です。今回は、<英語の「ア」は5種類ある>です。

志学ゼミ高等部では、毎月センター模試を実施しています。センター試験は大学受験の登竜門とも言うべきもので、国公立大学受験には必須ですが、ほとんどの私立大学もセンター試験の成績で合否を決める受験方式を提供しています。志学ゼミ高等部は「大学進学」を目標にしていますので、高校1年の段階からセンター試験の出題形式に慣れてもらう意味で、毎月のセンター模試の受験を義務付けています。

「高校1、2年生が受験生レベルの模試をやって意味があるのか?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は「英語は習うより慣れよだ」と考えています。はっきり言って、高校1年生と受験生の絶対的な学力差は、英語に関する限り、英文法の知識と出題される問題の解き方への慣れと言っても過言ではないでしょう。

英文法力を培って英文が和訳出来るようになり、センター試験の出題形式に慣れて行きさえすれば、高1生でも受験生と競い合うことが出来るのです。高校生の先輩、後輩の間で「下剋上」があるのは、大いに結構だと思っています。

事実、鉄人著の「ひたすら英文法」を1年時に2回転学習した現高校2年生の中には受験生のトップクラスの学生よりも良い成績を取るものも数名います。高校1年生でも真面目な学生は、3月から着々と英文法力を身につけ、持ち前の国語力を活かして、受験生のトップ集団に分け入っています。要は、キチンと授業に出席し、鉄人の説明を聞き逃さなければ、高校1年生でも受験生と肩を並べられる実力が身につくということです。

塾内センター模試は、当日の4時半から、受けた試験の解説授業を鉄人自らが行います。この解説授業には、「受験生の参加は必須、高1、2年生も定期テスト対策やその他の予定で『無理』でないものは参加」と言い渡しました。高校1年生の中には、初めての中間テストが1週間後に控えているにも関わらず参加してくれた学生がいたのが、嬉しかったです。

さて、この解説授業では、センター模試の第1問(発音、アクセント)、第2問(文法、語法)、第3問(要約)、第4問(図表、チラシの読み取り)、第5問(目撃者の証言の理解とイラスト選択)、第6問(長文)の各問題を、学生達に質問しながら解説を加えます。今回は、第1問の出来が特に不な学生が多かったため、「発音、アクセント」の説明に時間を多めに取りました。以下は、そのやり取りです。

私:君達は、family や under を「ファミリー」、「アンダー」と発音するから、どちらの「ア」の音も同じだと思っている人が多いんじゃないかな。ねえ、S君。
S君:いや、family の「ア」は軽く発音されるけど、under の「ア」はやや重い感じがします。

私:うーん、発音が軽い、重いの違いじゃなくて、family の「ア」は「ア」と「エ」の中間のような音で/ae/のように発音するんだ。それに対し、under の「ア」は、日本語の「ア」とほとんど変わらない。
S君:英語には、他にも「ア」の音がありますよね。

私:うん、あるよ。(白板に書きながら)hot「ハァット」の「ア」は口を大きく開けた「ァ」、about の「ァ」は軽くため息をついたような「ァ」の音だね。最小限、その4つは覚えておいて欲しい。イギリス英語ではそれ以外にも、ask の「ァ」を明るい「ァ」の音として別扱いするけど、まあ、これは必ずしも覚えておく必要はない。今や、アメリカ英語が、世界では標準的だからね。
Dさん:4つも5つも「ァ」があって、アメリカ人は区別出来るんですか?
私:もちろん、出来るとも。だから、区別出来ない日本人は英語の聞き取りが苦手なんだよ。hat「帽子」もhut「小屋」もhot「熱い」もほぼ同じに聞こえるからね。
さあ、じゃ、今から各自に発音してもらいながら、解説を加えて行くよ…。

学校の高校英語の授業は、90%ほどが英文法の授業です。私も学生時代、発音や長文の和訳法、英作文を教えてもらった経験はありません。それは、高校の英語の先生が英文法の先生だからです。

日本の英語の先生が英文法の先生ばかりになってしまったのには、歴史的な理由があります。明治維新以来、日本は西洋の学問を翻訳を通して取り入れ、先進国の仲間入りをして来ました。読んだ英文を日本語に置き換えるために必要なのは単語力、熟語力および英文法力であり、英会話の能力など不必要だったからです。ただ、海外との交流が増えるにつれ、英語で手紙を書いたり、英会話をしたりする必要が生まれ、大学入試問題にも「英作文」、「発音、アクセント問題」、「会話文」などが出題されるようになって来ました。

とは言え、英語の先生は依然として、英文法の知識だけしか持ち合わせず、教えるのもほとんどが英文法です。鉄人自身が教育学部、英語教育学科を卒業していますので、大学4年間で教職課程を履修し、基本的な英文法力があれば、誰でも英語の先生になれるのは知っています。また、留学経験者や帰国子女は、ほとんどが高校の英語教師にはならず、英語をコミュニケーションの道具として実践的に使える職場に出ることも知っています。

そこで、実践的な英語使いなのになぜか教育現場にいる鉄人といたしましては、普段の授業では英文法も教えますが、センター模試解説では本格的な発音を聞かせて、少しはナチュラルな英語を身に着けてもらいたいと思っています。

鉄人
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