鉄人の大学入試攻略英語No64<正誤問題の重要性>

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鉄人です。本日は生後問題の重要性です。

センター試験ではまだ出題されたことがありませんが、私大の一般入試等で頻出するタイプの問題があります。一つの英文が与えられ、その文の間違っている箇所を指摘する問題で、一般に「正誤問題」と呼ばれているものです。以下はその一例です。

,One of the three books belong to a friend of mine.
「3冊の本のうちの1冊は、私の友人のうちの1人のものです」

上の英文の間違い箇所は、belong です。この文の主語は one「1冊」で「3人称単数」(it「それ」で言い換えられる)ですから、動詞 belong は belongs という形にする必要があります。ただ、belong の直前にはthe three books「3冊の本」という複数形の名詞があり、主語と動詞の関係が見抜きにくくなっています。
 
さて、この「正誤問題」は外国語学部を有する大学や早稲田大学等、英語の学力を重視する大学でよく出題されます。実は、TOEICやTOEFLのような語学試験でも頻出の問題で、大学入試に出題されるようになったのは、語学試験の出題形式を「真似た」と言っても過言ではありません。では、なぜ「正誤問題」がそれほど重要なのでしょう?受験生のS君と「正誤問題がなぜ重要なのか」について以下のようなやりとりをしました。

S君:先生、僕は、正誤問題が不得意なんですよ。
私:みたいだね。でも、ほとんどの受験生が苦手にしているよ。

S君:じゃあ、僕が苦手なのも仕方ないのかな。
私:いや、それは甘いな。出来るやつは出来る。私大でも、トップレベルの大学ではよく出題されるよ。君の志望大学も例外ではない。入試は「落とすための試験」なんだから。

S君:えーっ、そりゃ困った。でも、そもそもなぜ、「正誤問題」なんか必要なんですか?
私:そりゃ、「文法」の根本的な機能が、「間違いを見つけて、それを訂正する」ことだからさ。例えば、君は日本人だから、日本語の文法を知っている。

S君:えー、そーかなあ。怪しいもんですよ、
私:いや、知っているさ。(やおら、白板に、日本語の文を書き出す)「私を、昨日が、学校を、行く」

S君:先生、その文は間違っていますよ。
私:訂正出来るかい?

S君:もちろんですよ。「私は、昨日、学校に、行った」でしょ?
私:うん、その通りだけど、なぜそうなるのか説明出来るかい?

S君:えっ、説明ですか?そりゃ、無理ですよ。僕は文法力ないですから。
私:どうも、君は「文法力」について誤解をしているようだね。「文法力」とは「間違いを見つけて、訂正出来る力」であって、「間違いの説明をする力」ではない。「説明する力」は教師には必要だろうけど、言葉を使う人には不必要なんだ。つまり、君には日本語の文法力はあるけど、日本語の教師にはなれないだけの話だよ。

S君:えっ、じゃあ、英語を母国語とする人は「関係代名詞」とか「仮定法」とかは説明出来ないんですか?
私:そうだよ。君たちが、「格助詞」とか「助動詞」と言われてもピンと来ないのと同じさ。でも、間違いは訂正出来る。

S君:へー、だから、「正誤問題」が出来れば「文法力がある」ことが証明出来るんですね。
私:そういうことさ。ちなみに、帰国子女は限られた期間しか欧米にいないわけだから、文法無視の英語を使う場合が多い。だから、「正誤問題」が出来るようになれば、帰国子女にも、入試で勝てる可能性が出てくる。

S君:へー、じゃあ、苦手のまま放っては置けないや。英頻をやります。

「正誤問題」は、確かにいままでセンター試験には出題されたことがありません。しかし、「文法力とは、間違いを見つけてそれを訂正する力」であるという「文法の本質」を考えた場合、これからのセンター試験でいつ出題されてもおかしくはありません。私立大学の一般入試対策としても「正誤問題」の攻略は必要ですし、大学に入学してから受けるであろう語学試験対策としても必要です。ただ、「間違いを見つけて、それを訂正する」には英文法全体の知識をまんべんなく定着させておくことが大前提です。

この大前提を構築するための土台が「ひたすら英文法」であり、それをセンターレベル、一般大学入試レベルまで高めるのが、英頻((緑)がセンターレベル、(青)が日東駒専レベル、(赤)がマーチ以上レベル)であると私は考えています。そのため、夏期講習、8月の授業を通して、高1生は「ひたすら例文289」の暗記、高2生は「英頻(青)の通し」、受験生は「英頻(赤)の通し」を「夏を乗り切る」ためのハードルとして用意しました。夏期講習に参加する塾生の皆さん、見事ハードルを越えて確固とした英文法力を身につけて下さい。

鉄人

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