化学担当の飯倉です

 ブログをご覧の皆様こんばんは。
 今週は空気の冷たい日が多く、私は今シーズンで初のコート着用となりました。日増しに下がる気温に反比例して、電車内や屋外でマスクを付けている人が増えて行っているように思います。今回はこの季節に感染者が増えてくる風邪の症状の中でも超有名な、インフルエンザについて書いていこうと思います。

 まずはインフルエンザについてです。インフルエンザは,インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症です。毎年流行して多くの患者が発生し,症状が重いことから,人の健康や社会に対する影響が大きく,一般のかぜ症候群とは区別して考えるべき疾病です。
特に,小児や高齢者,慢性疾患を有するハイリスクグループの方は,症状が悪化し,時には死に到るケースもあるため注意が必要です。
インフルエンザの流行が始まる前に,ワクチン接種を受けて流行に備えましょう。

 次にインフルエンザの症状や特徴についてです。インフルエンザウイルスに感染すると1~3日間の潜伏期間を経て,発熱(通常38℃以上の高熱),頭痛,全身の倦怠感,筋肉痛,関節痛などが突然現れます。特に関節痛は他の風邪の症状に無い特徴ですので、家庭内での判断の目安の一つとして使うことができます。
その後,咳や鼻汁などの上気道炎症状が続き,約1週間で治癒しますが,いわゆる「かぜ」に比べて熱も高く,全身に症状があらわれるなど,症状が重いのが特徴です。特に,高齢者や慢性疾患の患者は,肺炎などの合併症を併発し,症状が重篤となり,死亡する例もあるため,注意が必要です。また,小児については,稀にインフルエンザ脳炎・脳症を発症することがあるため,症状の経過をよく観察しておく必要があります。

 そのインフルエンザの特徴ですが、
 ①、インフルエンザウイルスには,A,B,Cの3型があり,大きな流行を起こすのはA型とB型ウイルスです。

 ②A型とB型ウイルスの表面には赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という糖蛋白があり,これらが感染防御免疫の標的抗原となっています。

 ③A型ウイルスには,HAで15亜型,NAで9亜型の抗原性の異なる亜型が存在し,それらの様々な組合わせを持つウイルスが,ヒト以外にもトリやブタなどで広く流行を起こしています。
 
 ④A型ウイルスは,不連続抗原変異(※1)により数年から数十年ごとに世界的な大流行を引き起こしてきました。1918年のスペインかぜ(H1N1),1957年のアジアかぜ(H2N2),1968年の香港かぜ(H3N2),1977年のソ連型(H1N1)の出現などです。

 ⑤現在は,A型ウイルスのH3N2亜型とH1N1亜型およびB型ウイルスの3種類のインフルエンザウイルスが,世界中で流行しています。

 ⑥インフルエンザウイルスは同じ型のウイルスでも連続抗原変異(※2)により抗原性が変化するため,一度かかっても,また同じ亜型のウイルスに感染してしまうことになります。このため,ワクチンの製造に用いるウイルス株の選定は,毎年,その年にどのようなウイルスが流行を起こしそうかの予測に基づいて決定されています。
※1 現在流行している亜型ウイルスと異なる亜型のウイルスが遺伝子交雑を起こすことで,新しい亜型のウイルスが出現すること。
※2 同一の亜型ウイルスの遺伝子に変異が生じ,抗原性が変化すること。

 ということが確認されており、特に④と⑥により現れる新型のインフルエンザウィルスは大きな脅威であり、最近では2年前に新型のインフルエンザが猛威を振るったことは記憶に新しいと思います。


 そんなインフルエンザですが、感染経路が大きく変化することはありません。主な経路としては、感染者の咳などによる飛沫からの感染です。そのほか患者の鼻咽頭分泌物に汚染されたタオルなどの物品を介しての間接的な感染もあります。
感染者がウイルスをたくさん排出するのは,発症から3日目くらいまでと言われています。家庭内に患者がいる場合などは,この期間中は特に注意が必要です。鼻咽頭分泌物などに含まれるウイルスは,空気中では数時間感染力を保つと言われています。
インフルエンザの流行は広がりが速く,り患率も高いため,感染経路をよく理解して予防対策を行いましょう。

通常の感染予防対策
 ・外出時には,マスクを着用し人ごみはなるべく避けましょう。
 ・外出先から帰宅したら,うがいと手洗いを励行しましょう。
 ・洗っていない手で目をこすったり,鼻をほじったりしないようにしましょう。
 ・食事は栄養バランスを考えたメニューを心がけ,体調を整えましょう。
 ・暴飲,暴食,夜更かしを控えて体力維持に努めましょう。
 ・気道の粘膜を保護するために,室内の湿度を適度に保ちましょう。
 ・患者は,周りの人にうつさないように,マスクをするなどの対策を取りましょう。
高齢者,慢性疾患の患者などのハイリスクグループ,小児の感染予防対策
 ・流行する前に積極的にインフルエンザワクチンの接種を受けましょう。
インフルエンザは防げない病気ではありません。しっかりと対策をとれば未然に防ぐことができますので、ぜひ皆さんも上記の予防法を実施してこの季節を乗り切りましょう!


 今回の内容はここまでです。インフルエンザについて書かせてもらいました。私は体が強いほうではなく、2年前も家族の中でただ一人新型に感染してしまいました。この病気は仕事や学校にも大きな影響を及ぼす可能性があります。きちんと予防して、そんな事態に陥らないようにしましょう。また、いくら予防したところで最後は自分の体力がすべてです。規則正しい生活リズムを送ること、3食をきちんと栄養のバランスよく食べるとこで、初めて予防法の効果が生きてくるのです。
 さて、それでは次回の内容も風邪特集です。また会いましょう!バイバーイ(^o^)ノシ


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