鉄人の大学入試攻略英語No71<関係代名詞は「理屈」で見抜く!>

画像
鉄人です。今回は関係代名詞は「理屈」で見抜く!です。

高校1年生は、「ひたすら英文法」で高校英文法全体を9月までに一覧しましたので、現在、練習問題を通して、その肉づけを行っています。英頻(緑)がその肉付け用の問題集で、これを通せば、センターレベルの英文法問題なら難なくこなせるようになるハズです。ただ、この英頻(緑)を進めて行く中で、「あ、こんなことも分っていなかったのか?」という気づく場面が何度もありました。

一番驚いたのが、「関係代名詞」です。「関係代名詞」は中学3年生で一通りの基礎を習得し、高校ではそれを応用して行きます。関係代名詞とは、2つの文をつなぐ仲介役となる(接続詞の機能を持った)代名詞のことで、he/she/they/we「彼/彼女/彼ら/私達」は who、his/her/their/our「彼の/彼女の/彼らの/私達の」は whose、him/her/them/us「彼を/彼女を/彼らを/私達を」は whom を使います。「ひたすら英文法」でも、中学で学ぶ以下のような説明が載せてあります。
(a) This is the man. He works here.→ This is the man who works here.
(b) This is the man His car is red.→ This is the man whose car is red.
(c) This is the man. I know him very well.→ This is the man whom I know very well.

(a) は、This is the man.「こちらは、男性です」という文と He works here.「彼は、ここで働いています」という2つの文の共通項である the man「その男性」= he「彼は」を who に置き換え、This is the man who works here.「こちらは、ここで働いている男性です」とした例です。

(b) は、This is the man.「こちらは、男性です」という文と His car is red.「彼の車は、赤い」の共通項である the man「その男性」= his「彼の」を whose に置き換え、This is the man whose car is red.「こちらは、持っている車が赤い男性です」とした例です。(c) は、This is the man.「こちらは、男性です」という文と I know him very well.「私は、彼をとてもよく知っています」の共通項であるthe man「その男性」= him「彼を」を whom に置き換え、This is the man whom I know very well.「こちらは、私がよく知っている男性です」とした例です。

さて、このwho/whose/whom の使い分けが、中学生の時にはやや単純な2文をつないだだけであるため、ミスは少ないのですが、高校になると、ミスが多くなります。例えば、This is the man. と I know his mother. をつなぐ場合、

「こちらは、私がお母さんをよく知っている男性です」という日本語の文を頭の中で作り上げ、the man の直後にI know「私は知っている」が続いているので「『~を』にあたる whom ではないか?」と思ってしまう学生が多いのです。今回、授業中に扱った問題は、This is the man ( ) I think will be successful.「こちらは、私が成功するだろうと思っている男性です」の ( ) を埋めるものですが、ほぼ全員が間違いました。以下は、その授業中のやりとりです。

私:この問題の答えは?
F君:whom ですよね?

私:どうして、そう思うんだい?
F君:だって、the man の後に「主語」+「動詞」が続いているじゃないですか?

私:「主語」+「動詞」が続いていたら、必ず whom になるのかい?
F君:でも、「主語」+「動詞」の後には、普通、目的語が続きますよね。

私:なるほど。一理ある。しかし、ここではそれは通用しない。
F君:ええっ。そうなんですか?じゃあ、正解は?

私:君自身に、正解を導かせてあげよう。This is the man. の the man が2つの文の共通要素になるはずだけど、これを代名詞にして、2つ目の文 I think will be successful に入れてごらん。
F君:the man「その男性」は「彼」ですから、I think he will be successful になるはずですよね。あっ、he は「主格」だから、関係代名詞は who になるんだ!!

私:そうなんだ。君のミスは、日本語的な発想、あるいはテクニックの使い方にある。
F君:どういうことですか?

私:the man ( ) の後に I think が来るので、「私は考える」と訳して、「考える」のは「彼のことを」だから、「~を」にあたる「目的格」の whom を選んでしまう。

F君:いや、僕は「主語」+「動詞」の後には「目的語」が続くものだと思って…。
私:ということは、テクニックに振り回されたわけだ。「関係代名詞」を正確に選ぶには、2つ目の文の中で代名詞がどういう形になるのかをキチンとチェックする必要がある。

F君:そうか。英語って「論理的」なんですね。2つ目の文の中での代名詞の役割を決めて初めて、who か whose か whom が決まるんだ。
私:その通り。今度から、関係代名詞の形を決める時には2つ目の文の中での形に着目すること。「関係代名詞は理屈で見抜く」んだ。

K君:分かりました。
英頻(緑)は、年内に1巡するつもりですので、冬期講習~1月にはその「通し」を予定しています。高校生は(1年生に限らず)「関係代名詞」だけではなく、中学で一通り学び、高校でも学んでいるはずの「不定詞」、「動名詞」、「分詞」等も理解が不十分な傾向があります。ですから、高1生は英文法の総復習を年内に行い、新年からは、2年生、受験生と文法知識ではほぼ差がない形で、センター模試に挑戦してもらう積りです。高1生の目標である5割(100/200)を出せる諸君が、増えてくることを大いに期待しています。

鉄人

人気blogランキングへ←あなたの心に何かが残ったら、一日ワンクリックお願いします。励みにしています。

ひたすら英文法」をご利用いただきありがとうございます。皆様からのご意見は非常に参考になります。

英語の基礎は英文法にあります。「ひたすら英文法」(志学ゼミ出版部)は現場の声から生まれた大学入試の英文法解説書です。洛南高校をはじめ多くの学校、塾でも採用されています。

今回、「ひたすら英文法」の例文書き換え集として「ひたすら書き換えA.B」が出来上がりました。志学出版直販です。資料請求はお気軽に。(出版部より)

今回B5サイズ、2色刷り、基本例文暗記CD付きにて好評発売中。

DVD22巻購入者にはひたすら英文法基本例文暗記CD・プリントを無料配布中。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック