鉄人からのメッセージ<英頻の通しの重要性>

「英頻の通し」の重要性
12月30日は恒例の英頻マラソンが実施されました
画像


 冬期講習中、高校生には年内目標として「英頻の通し」を共通して課しました。英頻とは、桐原出版の英語の知識面を磨くための大学受験用の問題集で、英文法、語法(語句の使い方)、慣用表現、会話表現等を実際に大学の入学試験に出題された形式でまとめたものです。3つのレベル別に分冊されていて、英頻(緑)にはセンター試験レベル、英頻(青)には、日東駒専レベル、英頻(赤)にはマーチレベルの問題が載っています。

 高校1年生は、9月までに「ひたすら英文法」の授業で高校英文法の基礎知識を解説しましたので、同月から授業に英頻(緑)の演習をもりこみ、その「通し」を年内目標にしました。「通し」とは、英頻の学習範囲を始めから自力で解き直すことです。高校2年生の標準クラスは、英頻(青)を夏期講習中に通し終えており、9月から英頻(赤)の1章を学習しました。そこで、その範囲の通しを年内目標にしたわけです。受験生は、夏期講習中に1度は通し終えた英頻(赤)全体の中の3章の通し直しを年内目標に、1章の通しを冬期講習最終日の1月7日に通すことを講習目標にしました。高1,2年生は間違いの数10個まで、受験生は間違いの数5個までを「合格」の基準とし、不合格者は1月4日に通しの再挑戦をするように指示しました。

 各学年、範囲は異なっていても、「英頻の通し」という意味では年内目標が共通しているため、「なぜ英頻の通しが、そんなに重要なのか?」と思われるかもしれません。私(鉄人)は、中学英語と高校英語の違いは、必要とされる「英語の知識量」の差だと思っています。「英頻」イコール「英語の知識」ですから、「知識のインプットがないところには、アウトプットとしての解答が導き出せない」と私には考えざるを得ないのです。さらに、志学ゼミでは高校生は学年の別なく、毎月センター模試を受けることになっており、知識量の差が縮まれば、高1、高2、受験生は学年の区別なく、知識面でフェアに競争出来、下剋上(下の学年が上級生に勝つ)の可能性もあるのではないかと考えています。
 とはいえ、「英頻の通し」はつらい作業であるため、各学年から「英頻の通し」の意義についての不満や質問を受けますが、私は以下のように対応しています。

<高校1年生>
Tさん:先生、英頻は授業でも練習したじゃないですか。どうして、また初めからやり直す必要があるんですか?
私:じゃあ、君は英頻の問題を間違いなくやり通す自信があるのかい?
Tさん:いいえ、でも1回やったじゃないですか。
私:君は「やった」という言葉の使い方を知らないようだね。「やった」とは、それをやり直しても間違いなくやれるということなんだ。「やった、やった」と言いながら高校で1年間勉強して来たわけだけど、そのほとんどを忘れているはずだよ。
Tさん:はい。
私:人間は忘れるけれども、何度も覚え直すことによって知識を定着させるんだ。だから、英頻の通しは重要なんだよ。
Tさん:分かりました。

<高校2年生>
Dさん:英頻を通せば、センター模試のスコアはアップしますか?
私:もちろん、問2の文法、語法問題は少なくとも得点が上がるはずだ。
Dさん:でも、問2の配点は少ないですよね。ということは、英頻をやり込んでもそれほど効果は期待出来ないのでは?
私:そんなことはない。英頻は「英語の知識」なんだ。確かに、直接的には問2の得点アップに貢献するだけだが、長い目で見れば、読解の際にも「英語の知識」を使えるようになる。つまり、和訳の仕方が上手になり、読解力アップにもつながるわけだ。
Dさん:へえ、じゃあ、私大受験や記述力アップにも役立つんですね。それなら、やる気になります。

<受験生>
H君:先生に言われたので、英頻は自主的に進めているんですけど、どうもセンター試験の問2はまだ苦手です。
私:今回の通しで、センター試験だけでなく、文法問題一般の実力が伸びると思うよ。
H君:英頻ってそんなにパワフルなんですか?
私:去年のK君は英語がネックで浪人しそうだったけど、「英頻」に救われた。12月から英頻を集中して学習した結果、弱点の英語を克服し、現役合格を果たしたんだ。
H君:へえ、でも僕にも同じように効果がありますかね?
私:もちろん。だって、君もK君も「国語」が得意で、「読解力」にばかり頼って英語を学習してきた点がよく似ているからね。高1,2で学習しておくべき英文法を含む「英語の知識」が極端に少ないんだ。
H君:そうか。じゃあ、英頻をやれば、知識面が補充されて、センター試験も私大入試も得点アップ出来るわけですね。講習中に英頻を完成させます。

高校1年生から「サボらず」志学ゼミに通っている学生は、英文法を始めとする「英語の知識」が受験生になるまでには熟成され、使えるようになっています。それは、講習の度に「英頻の通し」を行うからです。高校でも「英語の知識」は教えているハズなのですが、学生達は定期テストの範囲ごとに輪切りに覚えており、テストが終われば忘れてしまうのが普通です。そういった意味で、冬期講習に参加した諸君も不参加だった諸君も「通しの合格者」は次の段階へ、「不合格者」は合格するまで「英頻の通し」を繰り返すことにより、「英語の知識」を自分のものにして行って欲しいです

鉄人

人気blogランキングへ←あなたの心に何かが残ったら、一日ワンクリックお願いします。励みにしています。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

驚いた

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック