大学入試攻略英語No83<センター試験で8割をとるには>

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鉄人です。今回は英語のセンター模試で8割以上をとるには…

とはいえ、1年や2年の早い時期からいる塾生は、7割はとっています。ただ、英語を主戦力にするためには少なくともセンター試験で8割以上はとる必要があります。そこで、7割代で伸び悩んでいる受験生達は、「どうしたら8割以上がとれますか?」とよく質問して来ます。センター模試で5割をとるには「文法知識の増強」、7割をとるには「英単語力アップ」で何とかなりますが、8割の壁はそう易々とは越えられません。

では、センター模試で8割以上をとるには、どうすれば良いのでしょう?7割がとれる諸君は、ある程度の文法力と単語力は身につけているはずです。ですから、8割突破にはその両者をドッキングさせて正確な読解を目指せば良いのです。7割止まりの諸君は、文法力は文法問題のみに使い、長文読解には単語力と類推力や国語力しか使っていないのではないでしょうか?正確な読解をするためには、材料である単語を文法的に結びつけて、意味を理解していく必要があります。

さて、センター模試の直後、塾内模試でも対外模試でも8割の壁の前で立ち往生しているDさんが、私に相談にやって来ました。もちろん、相談内容は「どうすれば8割が越えられるか?」です。彼女は、自分の英語の得点が伸び悩んでいるのは自分の国語力不足であることを知っていて、国語力アップも図っています。最近、「評論」はある程度読めるようになって来たので、「英語の8割越えも可能ではないのか?」というわけです。以下は、そのやりとりです。

Dさん:先生、去年の今頃ってどうでした?先輩で8割を超していた人はいましたか?
私: うん、君も尊敬していたS君なんかは、8割以上とっていたよ。でも、Dさんも文法力は、S君並にはあると思うけどね。

Dさん:そうですか?でも、S先輩の方が読解力ははるかに上だったでしょう?私は国語が苦手だから読解力に自信がないんですけど、最近、さらに英語が読めなくなって来たんです。今回の模試もいつも通りの得点でしたが、実際はよくとれたものだと驚いています。
私: ふーん。じゃ、以前はちゃんと読めていたんだ。

Dさん:いや、キチンと意味がとれていたわけじゃないんですけど、大体の内容は分かっていたんです。
私:へーえ、大きく出たね。じゃ、文章を読んだら、その要約がキチンと出来たのかな?

Dさん:そうじゃなくて、もう…だから、大体の感じがつかめたんですよ。
私: それは、読めたんじゃなくて、無理やり理解しようとしていただけじゃないか。つまり、以前はフィーリングで解った気になっていただけなんだよ。僕に言わせれば、君は最近の方がキチンと読めてるように思うね。

Dさん:そうですか?でも、どうして?
私: だって、「英文標準問題精講」やセンター模試の復習ノートで精読をして、キチンと和訳する習慣を身につけつつあるからね。

Dさん:そうかあ。でも、正確に訳して行くと、途中で前の内容を忘れちゃったりするんですよ。しかも、訳せないところでつまずいちゃったりして。
私: 何事も慣れだよ。君は今、文法力と単語力を結びつけて正確な読解に至る重要な段階にいるんだ。慣れていない分、自分が読めなくなったような錯覚をしているだけだ。

Dさん:そうなんだ。じゃ、このままキチンと和訳を続けて行けば、8割がとれますか?
私: とれるとも。いつも言っているように、センター模試をノートに貼って復習する際に、毎回和訳を試みなさい。私立大学の演習で使っているプリントも同じように、復習の段階で和訳すると良い。
Dさん:分かりました。

何を隠そう、実は私もフィーリングで英語の文章を読んでいた時代があります。小学5,6年にネイティブスピーカーから英語を学んでいた私は、中学時代は「英語の天才」と呼ばれ、単語、熟語や慣用表現を他の学生達より知っていました。それらをフィーリングでつなぎ合わせ、類推力で意味をとっていた気がします。「大体、こんな意味だろう」で通用したので、高校に入ってからも1、2年はそれで解った気になっていたわけです。

転機は、大学受験勉強を開始したと同時に訪れました。英語の模試の偏差値が60台で伸び悩むはめに陥ったのです。理系から文系に転じた私は「英語を得意科目にしなければ、合格出来ない」と思って、悩んだ末、それまでバカにしていた英文法の学習に真面目に取り組みました。「英単語、熟語、慣用表現等の知識をいくら増やしても、英文法を知らなければ、日本人(英語圏ではガイジン)である自分は正確な読解には至らない」ことに気づいたのです。自分の類推力、常識、論理力が全て日本人的であり、国語力や直感をどう駆使してあがいても、「解ったつもり」にしかならなりません。

この「苦い経験」は、後の米国留学や英語以外の語学の習得および塾での英語指導等でも、おおいに役立っています。自著の「ひたすら英文法」は私の「失敗の懺悔」だと言っても過言ではありません。知識は材料に過ぎず、それをまとめる「法則」が必ず必要です。例えば、レンガをいくら集めても家にはなりません。家を建てるための「法則」が必要なのです。センター7割代で伸び悩んでいる諸君は、英単語、熟語、慣用表現を英文法に則って和訳し、正確な読解を目指し、8割を突破して行って欲しい

鉄人

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